みなさんこんにちはこんばんは!Rinです!
今回は、久しぶりに心理学の記事になります!
みなさんは吊り橋効果という心理現象を知っていますか?
心理現象の中でも、比較的有名な方なので知っている方もいるかもしれません。
今回は、そんな吊り橋効果における恋愛感情を、実験を基に詳しくお話をしていきたいと思います。
これを読めば、
「吊り橋効果が起こるメカニズム」
「吊り橋効果を恋愛に使う方法」
「吊り橋効果が効かない状況」
などについて理解できるかと思います!
吊り橋効果ってなに?
吊り橋効果という現象は、心理学にあまり詳しくない方でも聞いたことのある心理現象かもしれません。
まず吊り橋効果はどういう現象かというと、
恐怖や不安を一緒に体験した人、もしくは自分がドキドキといった感情を経験したすぐ後に相手に会うと、その人に恋愛感情を持ちやすくなると行った心理効果のことです。
つまり、この吊り橋効果は恋愛に使えるテクニックでもあり、好きな人に対してそういった吊り橋効果のテクニックを使って自分を好きになってもらえるかもしれないのです。
そんな恋愛に使える吊り橋効果ですが、ちゃんと実験が行われて検証されています。
今回、私はこちらの本を読んで(「恋愛の科学」)吊り橋効果について詳しくしることができましたので、こちらの本を参考にして紹介していきたいと思います。
吊り橋効果って本当に起こるのか?愛の吊橋効果実験
上で紹介した本にある吊り橋効果の実験が載っているので、そちらを参考に紹介しますね。
この恋愛で使える吊り橋効果の基になった実験はカナダのブリティッシュコロンビア大学のダットンとアロンという2人の心理学者によって行われたものです。
ちなみに、この吊り橋効果の実験の舞台は、カナダのバンクーバーにあるキャピラノ吊り橋というところです。
この吊り橋は70メートル以上の高さがあって、多くの人が同時に渡るため常にゆらゆら揺れている怖い吊り橋として有名なスポットです。
どんな吊り橋か知りたい人はこちらを参考にしてみてください!
実験参加者はこのキャピラノ吊り橋を一人で渡った男性になります。
実験参加者はこの怖い吊り橋を一人で渡りきったところで、美人な女子大学院生に声をかけられます。
彼女は「実は今大学院研究の被験者を募集しているのです。協力してくれませんか?」と男性に頼みます。
もし男性が協力すると、彼女はTATという心理テストを彼に行い、その後
もし実験の結果が詳しく聞きたければ私に電話してください」と言って自分の電話番号をメモに書いて彼に渡します。
これが実験の手続きになります。
もちろん、比較対象もあり、渡ってもドキドキすることのない橋(キャピラノ吊り橋の下流にかかるコンクリートの丈夫な橋)で同様のことをして、キャピラノ吊り橋の場合と比べてみました。
キャピラノ吊り橋の方では33人に声をかけたところ、23人が研究に参加してくれました。
そのうち18人が電話番号を受け取りましたが、その半数の9人が彼女に電話をかけてきました。
一方でドキドキしない下流の方の橋では23人に声をかけて22人が協力してくれました、そのうち16人が電話番号を受け取ったものの、その中で実際に電話をかけてきてくれた人はたったの2人しかいなかったのです。
もし電話をかけてくるかどうかが恋と関連していたとしたら、
カピラノ吊り橋を渡った男性の方が、この女子大学生院生に恋をしてしまいやすいということになります。
この場合は男女と異性同士で行いましたが、試しに同性同士つまり男性の実験参加者に男性の大学院生が近づいて同じことをしましたが、この場合恋愛には発展しませんでした。
吊り橋効果が起こるしくみとは?
このような結果が出たのですが、ではこの吊り橋効果には一体何が起きているのでしょうか?
実験をしたダットンとアロンは次のように考えました。
まず最初に高くてユラユラと揺れる怖いキャピラノ吊り橋を渡ることにより、実験参加者はドキドキした状態が引き出されます。
その後に美人な女子大学院生から話しかけられました。
この段階で、実験参加者の男性は、自分が今なっているドキドキ状態はどのような感情で原因はなんなのかを推測します。
もちろん、このドキドキした感情はキャピラノ吊り橋を渡ったことによって引き起こされたのですが、実際目の前には美しい女子大学院生がいます。
そのため、この自分に生じたドキドキは、もしかしたらこの女子大学院生によって引き起こされた恋の感情なのではないかと誤って推測してしまうのです。
驚くことに、恐怖や不安と恋が体に引き起こす変化はほぼ一致しています。
そのために、このような誤った解釈が生じてしまいやすくなるんです。
これは、前回紹介したAs Ifの法則と同じように思えます。
恋をしたからドキドキするのではなく、ドキドキしたから恋をした感覚におちいるといったことです!
吊り橋効果が起こるにはある条件があった!
つまり、気になる異性とドキドキする経験をともにするか、もしくは相手にドキドキさせた直後に自分と会わせるかといったことをすれば、気になる相手がドキドキした感情を自分への恋愛感情へと思いこんで、恋愛関係に発展する可能性があるということになります。
そのために、一緒に吊り橋を渡ったり、お化け屋敷に入ったりすることで相手と親密になって恋愛関係になりやすいといったことが起こるんです。
ですが、このダットンとアロンが行った実験ですが、ある条件がありました。
それはこの吊り橋効果の女性は、美しい女性でつまり美女の実験協力者が必要でした。
つまり、実験協力者がそのとき美女だったからこういった吊り橋効果がよりなりやすかったということです。
もし、実験協力者の目の前の女性が美しくなかったとしたら、男性は吊り橋によって
生じたドキドキをその女性に謝って帰属する可能性が少なくなります。
つまり「あれ、何で自分は今ドキドキしているのだろう?目の前にこの女性がいるからかな?」と思うよりも
「あれ、なんで自分は今ドキドキしているのだろう?目の前にこの女性がいるからかな、いやそんなわけがない。この人はそれほど素敵ではない、そうださっきあの橋を渡ったからだ」
と正しく今の状況を推測してしまったり
「あれ、自分はなぜドキドキしているんだろう。きっとこんな実験に協力させられて腹が立ってんだ」
などと帰属してしまう可能性があるということです。
つまり、こういった愛の吊り橋効果は、
理論上美しい一部の人にしか使用することができないテクニックなんです^^;
お互い知り合い同士だったり、よくお互いのことを知っている関係でまだ恋愛関係になっていないけれど、といった関係だったら美女、美男とかはあまり関係なく、この吊り橋効果を使えるかと思いますが、
お互いはじめて会う場合には、条件として美女か美男が必須になってくるわけです。
ドキドキした状況になって当事者が、「これは自分が実際にドキドキを引き起こしたことからきているものなのか、それとも彼女(彼)からきているものなのか?」と悩むくらいの人でなければいけないということですね。^^;
これらは上でも紹介しましたが恋愛の科学という本に載っています。また、この本は実際に実験を基にして科学的証拠として恋愛心理や効果を述べているので、とても理解しやすいですし、他の恋愛現象なども詳しく載っているので、興味のある方はぜひ!
まとめ!
どうでしたか?
吊り橋効果は知っている方も多いと思いますが、実際にどんな実験をしてこういった効果があるということに至ったのかはあまり知らない人も多かったのではないでしょうか?
もし、お互い知り合い関係で恋愛に発展させたいなあと思ったら、この吊り橋効果、ドキドキを引き起こさせて恋愛関係に持っていくといった方法も使えるかもです!
お化け屋敷とか怖い映画をみるのもいいかもしれませんね!(*^_^*)
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