ー世界へのDOORー

アメリカ留学経験済みの筆者が英語や留学、海外の文化等を紹介したり、自分自身が興味あるものをひたすら記すブログです。

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アメリカ人と日本人のSorryの使い方!

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sorryという看板を持った男性

みなさん、こんにちはこんばんは!Rinです!
 今回はアメリカと日本の「Sorry」の使い方をくらべたり、またそれぞれの謝り方などに違いはあるのだろうか、といったことを、私が実際アメリカ留学の時に経験した話もふくめて紹介したいと思います。

 

 

sorryばっかり言っていたら?

 私がアメリカ留学し始めた時の頃のお話です。
 私が行っていた大学では、ホームステイもしくは学校から近い大学の寮、また自分で借りるアパートなどいろいろ選択肢がありましたが、
大学からも近い便利な距離ということで、大学の寮に住むことを決め、
最初に住んだ寮の部屋は、アメリカ人2人と、香港人1人、そして日本人の私を含め、さまざまな国の人達と4人で一緒に共同生活していました。

 
元々日本にいた時も、すぐに「ごめんね」と言うのが口癖だった私は、
留学始めたてのアメリカでまだ英語もほぼ話せず生活にも慣れていなかったので、
何かわからないことがあったりすると英語で
「Sorry, but could you tell me~」や、「Sorry, Could you speak more slowly?」「Sorry, I’m not good at English.」など、
何かしら「Sorry」をつけて、会話していました。
ある日のこと、寮の部屋の共同キッチンで、ルームメイトの一人のアメリカ人と会話していた時、私は上手く聞き取ることができませんでした。

 なので私は、

Could you speak more slowly? I’m sorry. もう少しゆっくり話してくれるかな?ごめんね


と言いました。そしたらその子は「OK」と言って少し、ゆっくり話してくれました。
 しかし、それでも上手く聞き取れなかった私は、

 

I'm so sorry. Could you say that again? 本当にごめんね。もう一回言ってくれる?

 

 その子は「Don’t worry」と私に言ってくれ、わかりやすいように話してくれました。
会話は一通り終わり、私は最後に、

I'm sorry, I’m not still good at English, so…….sorry ごめんね、私まだ英語上手く話せなくて、だから、ごめん。


と彼女に言いました。
そしたらその子は今までの明るい表情が消えて、私にこう言いました。

 

 You do not need to say sorry to me! ごめんね、っていう必要ないよ!

 

その顔は今まで見たことないような顔つきでした。そして、彼女は

 

It's okay. But anyway, You don’t need to apologize to me. 大丈夫。でもとにかくそんな謝る必要ないよ。


そう彼女は私に言って、自分の部屋に戻ってきました。
私はその時、確かにSorry,Sorry言い過ぎたかもと思ったのと、
自分が言っていたこの表現って、聞き取れなかったり内容わからなかったり、自分が英語できなくて、
相手にもうしわけないから控えめに謝っただけなのにとも思いました。

スーパーマーケットで、つい咄嗟に出た言葉

 それからあまり会話の中で、その子と話すときや現地の人と話す時はSorryを連発しないようになるべく心がけていました。
しかし、スーパーマーケットで大きいショッピングカートをひいている時、
狭い通路があって、その通路に買い物客が私と同じサイズのショッピングカートをひいていて、
その人が端に寄ってくれないと通れないと思ったのですが、その時思わず出た言葉は、

Sorry

 でした。

その人は気がついてくれたので、カートを端に寄せて私は通ることができたのですが、後から「こういう時はExcuse meだった!」
と思ったのでした。

 

アメリカ人と日本人のSorryの使い方

 sorryと書かれた看板とうなだれる人物像

Arek SochaによるPixabayからの画像

確かに私自身謝り癖があるというのもありますが、
基本的に日本人は謝るという習慣が多い気がします。

例えば電車でハンカチを落とした時、近くの人が気づいて拾ってくれると、
私達日本人はとっさに「すいません!」と、拾ってくれた人に対して言うと思います。

「ありがとうございます。」でももちろん正解なのですが、
「すいません」という言葉を「ありがとうございます」よりも頻繁に使用して、
自分の謙虚さを表す場合が多い気がします。

待ち合わせの時も、少しでも遅れたりすると、日本では、
「ごめんね!待った?」
 とあやまりの言葉をまず相手に伝えます。

  しかし私が実際にアメリカでその待ち合わせの状況を経験した時、
遅れてきた相手が私に、

「Hey! Thank you for waiting. 待っててくれてありがとう。」

と私に向かって言い、ごめんねではなく、
待っててくれたことについて感謝の気持ちをその相手は私に表現しました。

誰もがそういうわけではないと思いますが、私の経験では、Thank youと感謝の言葉を言われる確率が多かった気がします。

 アメリカ人と日本人の「Sorry」

 

アメリカ人は自分がしたことに対しての説明、解決法を提案する

あくまで私の経験からなのですが、
アメリカ人はまず自分がしてしまったことにの説明などを先にする傾向があるように思います。
こうだから、そうなったんだよね。だからああなったんだなど、まず自分がそうなった、そうなってしまった状況を説明します。
そしてあなたが許してくれるには自分は何したらいい?などの解決策を提案してくることもあります。
 アメリカでは何でもかんでもすぐ謝ることで、「ごめんなさい、すみません」という言葉の意味自体がうすれてしまうのでは、と考えられていると思います。
謝りの言葉を頻繁に使用するのではなく、ちゃんと自分のしたことを認めて解決策を提示することが大事、という考え方です。


日本人は謝ることをまず最初に重視する

日本人はまず最初に、迅速に「ごめんなさい。すいません。」と相手に伝えると思います。
 日本では日本独特の謙遜、という文化があり、腰が低い人は自分のことを下にして相手に尊敬の意を伝えることになるので、良きことだと思われます。
会社などで何かあやまったことをしてしまった場合、日本ではすぐに記者会見が開かれ、「ごめんなさい。すいませんでした。」とまず最初に謝ることを重要視している気がします。
最初にストレートに「ごめんね、すいません」ということによって、スムーズに事が運ぶこともあるので、素直に謝るということも重要なことだと私は思います。

ちなみに アメリカでは軽いミスや失礼しました!と言いたい時は、Excuse meを頻繁に使います。

 「I'm sorry」には、ごめんね以外の意味がある!?

  日本ではあまり使われませんが、誰かの言ったことに対して、同情したり残念に思う時などは、相手に対して「I’m sorry.」同情します かわいそうだねと、表すことができます。

例えば、あなたが昨日財布をどこかになくしたとします。

 I lost my wallet yesterday.    財布を昨日なくしたんだ。

 そしたら、アメリカでは、そのような残念な状況に同情して、

 I’m sorry to hear that. それを聞いて残念に思います。

 

 と、言われると思います。
このsorryはごめんねと相手に言っているのではなく、そのような状況に対して、申し訳なく思うと言った意味があり、そのいみで用いられています。

 

 

どうでしたか?
国ごとに使う時の状況も少しずつちがってくるのも驚きですよね。
今回の記事を読んで、国ごとにこういった状況の時に主に使うんだなと理解していただけたら嬉しいです!

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