みなさん、こんにちはこんばんは!Rinです。
今回は、久しぶりにTEDの動画になります。
以前紹介したTEDの動画記事はこちらをチェックしてみてください。
今回、紹介するTEDのテーマは、「運動」になります。
タイトルは「脳に良い変化をもたらす運動の効果」で、運動には様々なメリットがるんだよということを教えてくれる動画です。
TED!脳に良い変化をもたらす運動の効果
この動画でスピーチをしている人は、神経科学者のウェンディースズキ(Wendy Suzuki)さんになります。
運動には色々なメリットがあることは皆さんご存知かと思いますが、実は脳の働きにも効果があることを知っていましたか?
そんな脳を変えてくれる運動のメリットについて紹介する動画となっており、動画の長さは13分です。
時間のある方は、まず最初にこの動画を観てみてください。
これから動画をまとめたものを載せていきます。
運動で、あなたの脳に良い影響を与える?
もし、私が皆さんに、あなたの脳の向上に即効的で、気分や集中力を高める、今すぐできること、そしてそれには持続的な効果があり、うつ病やアルツハイマー病、認知症などの病気からあなたの脳を守れるとしたた、あなたはそのあることを実行しますか?
そのあることとは、運動のことです。
体を動かすだけで、あなたの脳に良い影響を与え、その効果は生涯にわたって持続することも可能です。
私が神経科学の教授として、なぜ運動があなたの脳にもっとも大きな変化をもたらすものであるかという科学的根拠を発見しました。
人間の複雑な脳の構造
人間の脳には2つの重要な部分があります。
第1が額のすぐ後ろにある、前頭前皮質(Prefrontal Cortex)、判断や集中、注意や性格を左右する、重要な働きをする部分。
第2の部分は側頭葉(Temporal Lobe)です。この側頭葉の奥深い部分に、事実や出来事を長いあいだ記憶して、形成し保持するのに重要な構造があります。それを「海馬」と呼びます。
私はその「海馬」にずっと魅了されてきました。
あるきっかけで、運動をすることに・・・。
私は数年前、科学の世界では珍しいことをしたんです。
神経科学の教授としての研究課題を帰ることにしました。なぜなら、沢山の人の生活を帰る大変驚くべきことに遭遇し、それを研究せずにはいられなかったからです。
運動に脳を変化させる機能があることを発見し、その効果を私自ら体験したのです。
私は研究をしながら、あることに気が付きました。
私には社交生活がまったくなく、暗い部屋で一人で脳の細胞ばかりに熱心になっており、体は一切動かしていませんでした。
そのため、体重は11kgも増えました。
そんな風にみじめであるべきではないと考え、川下りのたびに出ました。
そこで、「あの川下りの旅の参加者の中で一番体力に欠けていた」と思い、私はある使命を抱いて帰ってきました。
「川下りの旅で一番体力のない者だと2度と思いたくない」と。
そこから私はジムに通うようになり、ジムが主催するすべてのエクササイズに参加しました。
最初は本当にきつく感じたのですが、運動を重ねるごとに、気分とエネルギーの昂揚を感じることに気がついたのです。
そのおかげでジムに通い続け、徐々に体力が向上し、気分も良くなって、11kg増えた体重も元に戻すことができました。
運動を1年半続けて気づいたこと
規則的な運動を続けて、約1年半経つと、あることに気が付きました。
机に座りながら研究費の申請を書いていると、ふとある考えが頭をよぎりました。それは今まで頭に浮かんだことが一度もないことです。
それは「今日は研究費申請を書くのがうまくいっている」
そう言うと、科学者はみんな笑います。なぜなら、研究費の申請を書くのは決してうまくいかないからです。
大変で常に頭を抱えたくなるものです。
そんな大変なものなのですが、不思議とスムーズに申請が欠けたのです。
なぜなら、以前に比べて集中力があり、注意の持続性が増していたからなんです。
私は考えました。
私の生活に取り入れた多くの運動が、私の脳に変化を与えたのではないかと。
そこで私は運動が脳に与える影響について、記載された文献を探しました。そこで発見したのが、運動は気分の改善、やる気の増強、記憶力や集中力の増強に効果的だということです。
運動がもたらす大きな3つの変化
知れば知るほど運動のパワフルな効果に気づき、そのことが私の大きな決断のきっかけとなり、研究課題を大きく転換させました。
そしてこのテーマに集中するようになって数年経ち、以下の結論に達しました。
運動はあなたの脳に 今すぐに 最も大きな変化をもたらします。
そう言えるのには、3つの理由があります
1 即効的な効果を脳に与える
たった1回運動するだけでドーパミン、セロトニンやノルアドレナリン等の神経伝達物質のレベルを高めます。
その神経伝達物質が高まるおかげで、運動後にはあなたの気分を高めてくれます。
2 集中する能力が高まり、最低2時間持続する
さらに1回の運動だけで、集中する能力が高まって、その効果は最低2時間持続することがわかりました。
3 反応が早くなる
そして1回の運動で反応時間が短くなることがわかりました。
要するにスターバックスのコーヒーカップがカウンターから落ちる時、あなたは素早くカップをつかむことができるということです。
これは大変重要なことですよ!
しかしこれらの効果は運動直後のことで一時的なものなので、あなたがするべきことは 私が実践したことのように、運動習慣を変え 心肺機能を高めて 長い期間効果を得ることです
運動は脳にも効果を与える
運動は脳の構造 生理や機能を 実際に変えます。
1 海馬が大きくなる
運動が運動が新しい脳細胞をつくりだし、海馬の新しい脳細胞を増やします。
そして同時に長期記憶も改善します。
2 注意力が高まる
長い期間にわたる運動の影響によって前頭前皮質に依存する注意機能の改善や、注意力と集中力が良くなります。
3 その効果は長続きする
運動によって即効的に気分が改善するだけでなく、その影響は持続します。
気分を向上させる神経伝達物質の増加が長続きするんです。
脳に対する保護効果
運動は様々な良い効果を与えてくれますが、一番の大きな変化は脳に対する保護効果です。
運動すればするほど、海馬と前頭前皮質が大きく強くなります。
なぜそれが重要かと言うと
海馬と前頭前皮質の2つの部分が神経変性疾患や老化現象による通常の認知機能の低下で 一番おかされやすい部分だからです。
運動量が増えても、認知症だったりアルツハイマーは直せませんが、
一番大きくて丈夫な 海馬と前頭前皮質をつくりあげて、これらの病いの進行が見られるまでの時間を引き伸ばすことができます。
週に3~4回、30分の運動をしよう!
こういった運動の効果の話をすると、こう聞かれます。
「ウェンディー 素晴らしい話ね だけど本音を言うと 知りたいのはたったひとつのことだけ このような変化の影響を受けるのに必要な 最低限の運動量は一体どれぐらいなの」
この答えは、週に3〜4回ぐらいのペースを目安にして、一回あたり最低限30分の有酸素運動を含めましょう。
この程度の運動なら高い入会費を払ってジムに通う必要もありません
早足で歩くパワーウォーキングを 日課の散歩に一周足してみてください。
階段があれば 階段を使ってもいいし、掃除機をかける際はパワフルに掃除すればジムでエアロビクスをするのと同じぐらいの効果になります。
運動を生活の中に取り入れることで、もっと幸せな 安心できる人生に導いてくれるだけではなく、あなたの脳を不治の病から守る備えとなります。
そうすることで あなたが歩む人生の軌跡を 良い方向へと転換することが可能となります。
感想! 1日30分の運動をしよう!
私は普段全く運動しないのですが、この動画を観て「少しずつ運動しよう!」といった気持ちになれました。
今回の動画で、運動ダイエットや体のために良いといったことだけではなく、脳にも良い効果を与えてくれるといったことを知れたからです。
皆さんも、運動は健康に良いということは知っていると思いますが、脳に良い効果をもたらして、脳内のどの部分に良い刺激を与えるといったことはあまり知らなかったのではないでしょうか?
アルツハイマー、認知症、うつ病の改善にもなり、しかもコストがかからないという点で、運動に対する味方が個人的に大きく変わりました。
実際、運動後の昂揚感って感じたことあるんですよね。
今はサボってしてないのですが、ここ最近1年間で10kg太ってしまい、これはまずいと思ってずっと前に流行ったコアリズムを毎日したところ、6kgやせたのですが、毎回運動したあとに、何だかスッキリした気持ちになれたんですよね。
そういったスッキリした気持ちや昂揚感は、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質が高まっていたからなのかなと、この動画を観て納得できました。
もし全く運動してないよって方がいたら、週に3~4回、30分程度でいいので、少しずつ運動を始めてみませんか?
運動することで体がひきしまることはもちろん、脳内にもきっと良い効果をもたらしてくれるはずです。
脳内が活性化され、ひらめきだったり行動にも変化が出てくるかもしれませんよ!
今回の動画でスピーチをしていたウェンディーさんの本はこちらから!
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