英語で「~できた」と過去のことを言いたいとき、was able toとcouldで表すことができますが、実はそれぞれニュアンスの違いがあり、しっかりと使い分ける必要があると知っていましたか?
日本語では「~できた」と一つの表現ですみますが、英語は置かれているシチュエーションによってwas able to~を使うのかcouldを使うのかが決められます。
今回は、そんなwas able to~とcouldの違いと使い方について見ていきましょう!
「~できた」という意味のwas able toとcouldの違い
was able to~とcouldの違いがあやふやになったままで、間違って使っている方ももしかしたらいるかもしれません。
どんなときに使われるのかそれぞれ理解して、正しく使えるようになりましょう。
was/were able to~しか使えないとき
まずはwas/were able to~しか使えない状況を説明します。
「~できた」という意味を持つwas able to~しか使えないときは、
「一度きりの出来事を表すとき」です。
そして能力ではなく、色々なシチュエーションで何かを達成したとき、つまり純粋に「~ができた」というときにはwas able toを使用します。
例えば、「天気が良かったので、昨日ハイキングに行くことができた」と言いたいとき、was able to、couldどちらを使うと思いますか?
ハイキングに行くことができたのは、自分の脳力ではなく、ただ純粋にできたことですよね。
そして、昨日ですが、これは一回限りのことです。なのでwas able toが正解です。
◯ I was able to go hiking yesterday because the weather was nice.
✕ I could go hiking yesterday because the weather was nice.
「そのレストランは昨日混んでなかったので、私は長く居座ることができた」
と言いたいときも、
昨日という一回限りのことで、能力の~できたという意味でなく単なる「~できた」という意味なので、was able toを使います。
◯That restaurant was quiet yesterday, so I was able to stay long there.
✕That restaurant was quiet yesterday,so I could stay long there.
couldで表したほうがいいとき
was able to~で表したほうがいい状況があるように、couldで表したほうがいい場合もあります。
次に紹介する場合がcouldで表すべき状況です。
1 see,hearなど、感覚を表す動詞(知覚動詞)を用いる場合
see,hear,feel,smell,taste,understandなど感覚を表す動詞のことを知覚動詞というのですが、この知覚動詞を使う場合はwas able toよりもcouldを使います。
例文:I could see the mountain from my hotel.
ホテルから山が見えた
I could hear her sobbing in her bedroom.
彼女が部屋ですすり泣くのが聞こえた。
2 過去にあった能力(~できた)を表す場合
過去に持っていた能力(~できた)と表すときは、基本的にcouldを使います。
I could speak Japanese when I was young.
私は若い時日本語を話すことができた
She could swim when she was 10 years old.
10歳の時に彼女は泳ぐことができた
3 「ベストの、唯一の、できた全ての」と言いたい場合
ベストの、できた全ての、唯一のなど、過去にできたことをいうときにはcouldを使います。
It was the best thing I could do.
それは私にできたすべてのことだった。
「~できなかった」と否定形の場合は、どちらでもOK!
~できたという意味をもつwas able toとcouldはそれぞれ使い分ける必要があります。ですが「~できなかった」という過去の否定形の場合は、一回限りのことでもcouldn’tが使えるようになります。
また、過去の否定の場合はwas/were able toよりもcouldn’tを使うほうが一般的です。
例えば、昨日天気が良かったのでハイキングに行くことがができた、と肯定系の場合はcouldは使えなくて
I was able to go hiking yesterday because the weather was nice.
とwas/were able toを用いて表すと言いましたが
これが過去の否定形になり、「昨日天気が悪かったので、ハイキングに行くことができなかった」
と言いたい場合は
I couldn’t go hiking yesterday because the weather was bad.
とcouldを用いて使うことが可能になります。
つまり、否定形の場合は特に何も考えずに使ってもいいということです。
そうなる理由を考えるよりも、とにかく覚えたほうが手っ取り早いので暗記してしまいましょう!
例文:I couldn’t eat dinner because I didn’t feel like eating.
食欲がなかったので、夕食を食べることができなかった。
I couldn’t go to the restaurant yesterday.
昨日はレストランに行けなかった。
もちろん、couldn’tだけでなく、wasn’t/weren’t able toも使えます。
I wasn’t able to eat dinner because I didn’t feel like eating.
I wasn’t able to go to the restaurant yesterday.
まとめ
いかがでしたか?
was able toとcouldの違い理解していただけたでしょうか?
was able toは一回限りの過去のことを話す時に使われるということに注意して使ってみてください!(*^^*)
こういった基本的な英文法を覚えて復習するのも、英語力アップに繋がりますよ!
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