ー世界へのDOORー

アメリカ留学経験済みの筆者が英語や留学、海外の文化等を紹介したり、自分自身が興味あるものをひたすら記すブログです。

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TED!バリー・シュワルツの我々の仕事の考え方は間違っている!

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お金

みなさんこんにちはこんばんは!Rinです!


今回はTEDの記事になります!

テーマはバリー・シュワルツの、

「我々の仕事の考え方は間違っている」です。


以前バリー・シュワルツの、選択のパラドックスについて記事を書きました。

<TED>英語!多さ=不幸せをもたらす!?選択のパラドックス - ー世界へのDOORー


この内容は、選択を多くすることが必ずしも幸せとは限らず、むしろ選択することを困難にさせ、不幸にさせるということについて説いていました。

 今回は、仕事をする上での考え方の話になります!

時間は8分2秒で比較的見やすいのではと思います!
また彼の英語もわかりやすく英語勉強にはぴったりです!

 

www.ted.com

 

人はなぜ働くのか?働く理由

人はなぜ働くのか皆さんは考えたことありますか?

なぜ大多数の人は、単調で無意味で自分の霊をすり減らすような仕事をしているのか?

そしてその状況を許しているのか?


工場だったりコールセンターや出荷倉庫のお仕事だったり、人々はお金のために働いているという人がほとんどです。
賃金以外の理由でそれらの仕事をしようという理由はありません。

アイデアテクノロジー(IT)の誕生

なぜ、人々は賃金だけの目的のために働き、それを許しているのか?

それはバリー・シュワルツ本人が考えた

アイデアテクノロジー(IT)という言葉によって説明されています。

 

それは

人間はお金さえ与えていればとりあえずは働くだろうという非常に単純なアイデアテクノロジーの誕生によるもの
です。

このITによって、私達人間がどう考えどう振る舞うかなどの大きな影響を及ぼしています。

このアイデアテクノロジーは少し厄介なもので、
人間に関する誤ったアイデアは、そのアイデアを正しいと信じる人達がいるかぎりなくならないものです。

そのアイデアを正しいと思う人が、その間違ったアイデアに従った組織や生活様式をつくるからです。

産業革命時代、アダムスミスによるアイデアテクノロジーによって規定された仕事に対する考え方の影響

大多数の人が今になっても、
金銭を第一の目的として働いている、働かなくざるを得なくなり許しているのは、
産業革命が生み出した工場システムの時からです。


工場システムはお給料をもらう以外に働く人が得られるものがなにもないような場所になります。

その理由として、当時経済学の父と呼ばれているアダムスミスという人物が、

「人間は基本的に怠惰であり、そういった者たちを働かせるためにはインセンティブを与えること、つまり金銭さえ与えれば良い」


という安易で実にシンプルな考えからきています。


このような誤った考え方が、工場システムを作った
のです。


一度そのような生産システムが考え出され、生まれると例えアダム・スミス個人の考えであったものだとしても、私達人間が働く方法はそれしかなくなってしまいました。

これは誤ったアイデアテクノロジーを正しいものにしてしまうような環境を作り出す一つの例です。
(このことからバリー・シュワルツはアダム・スミスの考え方を否定していることがわかると思います)

良い働き手を得られないのは、正しいアイデアテクノロジーを理解していないから 

落ち込む男性

そういった工場システムが生まれたときから今日に至るまで、

 

「もう良い働き手は得られない」と経営者は考えることもありますが、それは正しくはありません。

なぜ良い働き手が得られないのかというと、

誤ったアイデアテクノロジーによって生み出された考え方を持って、屈辱的でしかも心をなくしてしまうような仕事を与えているから

だと。

実際にこの工場システム、いわゆる大量生産システムを作り出したアダムスミスは
こうなること、このことを理解していたのです。

「組み立てラインで働く者は — 通常人間としてあり得る限り 愚かな者になる」と
He generally becomes as stupid as it is possible for a human being to become

 

私達人間が仕事に対して本当に望むアイデアテクノロジーを考えよう!

金銭目的だけの誤った仕事の考え方、アイデアテクノロジーは、

そういった工場システムに適合した人間を作り出し、金銭以外の仕事の喜びを得る機会を失ってしまい奪ってしまいます。


文化人類学者であるクリフォード・ギアツが言うように、「人間は未完成の動物」です。
それを意味しているのは、人間の性質というものは、私達人間が住む社会の産物ということ。

今一度、ずっと考えられてきたアイデアテクノロジーについて考え直す機会を設けてみてはどうか?

仕事に対する考え方をあらためて考え直してみないか?


感想:仕事=賃金、報酬のためといった誤った考え方を見直そう!

バリー・シュワルツのこの動画をみて、仕事に対する考え方を考え直してみようと思いました。

実際、現実的に人は仕事していかないと生活ができないため、お金のために働くというのも考えとして合っていると思います。

でもそのお金(賃金や報酬)のことだけ考えて仕事をするという考え方で、果たして本当にその仕事にやりがいを感じているのか?

賃金以外のことで得られる仕事の喜びを感じることをあきらめてしまっていないか?ということです。

仕事にやりがいを感じている!と考える人に、
仕事の考え方、なぜその仕事をしているのかと聞くと、「お金のため」という答えはほとんどいない
と思います。

仕事とは賃金などの対価を求めるものだけではなく、やりがいや積極的な関わりなどを求め、そういったものから働くことに喜びを覚えて自己のアイデンティティを形成し、自分にとって不可欠なものとなっていく。

仕事を生き生きとしている人、やりがいを感じている人のほとんどはこう考えているのではないかと。


 逆に金銭などを動機にさせて単調で決められた仕事、バリー・シュワルツが説明していた工場システムなどを取り入れている仕事は、

働く人達の仕事に対するやる気などを残ってしまい、
単純化された業務、物質的な動機づけにより人間の仕事に対する正しい考え方や考える機会を失わせて、
物質的に得られたとしても精神的に色々と失う
ことになってしまう。

このような単純化され大量生産・分業化された例としてバリー・シュワルツは工場やコールセンターや出荷倉庫作業などを例に出しています。

もちろんこういった仕事をされている方はたくさんいると思いますし、現実的に働かなきゃ生活していけないからそこにとどまるしかない、そんなの選んでなんかいらないという方々の意見もわかります。

また、そういった工場システム系の仕事に金銭的以外にも得られることがあって個人的に満足しているものなら、それはいいことだと思いますし仕事に生きがいを得られているものだと思います。金銭的以外で何も得られるものがなかったとしてもその金銭や報酬賃金だけで十分満足していて幸せなら何も問題はないと思います。

ただ、もし仕事をしていて金銭だけを目的に働いていて、それ以外の得られるものなんてなにもないと考えて精神的に疲労して仕事をしている方は、あらためて仕事の考え方を考えなおしてみるべきだということです。

実際、私も留学前のフリーター時代に、一時期だけ工場で働いたことがあります。

夏の時期でたったの一週間。
仕事はまさにアダムスミスが提案した工場システム、大量生産・分業によるお仕事でした。
その仕事はベルトコンベアで流れてきたパンにひたすらチョコをのせる仕事です。ずっとその作業が休むことなく続き、疲労してきた私はちらっと工場にある時計を見ると、まだ30分しか経っていない・・・。( ゚д゚ )
9時に始まり18時に終わるのですが、そのころには体力的にもそうですがなにより精神的に疲労して仕事が終わるときには落ち込んでいました。

一週間だけなのでなんとかその無の作業をすることができたのですが、結局その時はお給料がもらえるのならと働き、一週間を勤め終えたとき、「自分は工場は向いていないな」とため息をついて終了したのでした。^^;

これから就職する人、転職を考えている人

これから就職する人、転職をするのを考えている人は、
希望する仕事の考慮に決して金銭面だけではなく、他に得られるものを考えて仕事を選ぶほうがいいのではと思います。

物質的な対価だけで働こうとしてはいつか精神的に参ってしまうときもあると思います。
常に仕事をやりがいと感じている人を見本に、仕事の考え方をあらためて見直して、仕事=物質的報酬だけでは決してない、誤ったアイデアテクノロジーを見直すということを頭に入れておくのも大事かなと!


そういって個人的に考えるのも良いことですし、バリー・シュワルツによる、
社会全体で誤ったアイデアテクノロジーを見直していかなければいけないと思います!

 

今回は仕事に対するTEDでした!

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www.rin-world.com

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