皆さん、こんにちはこんばんは!Rinです。
皆さんは何か悪いことが起きた時、どういった対処をしていますか?
悪いことというのは個人的なものから、日本人という立場から見て、他の国々のことを考えるときなど、小さな問題から大きな問題まで様々です。
私達が、意識のないなか抱えているある本能、というものがあります。
それは「犯人探し本能」というものです。
今回は私達の本能とも言われる犯人探し本能、というものはどういったものなのか、皆さんに詳しく説明していきたいと思います。
【誰かを責めれば物事は解決!?】私達が抱えている犯人探し本能とは
まず、犯人探し本能というものはどういったものなのでしょうか?
それを説明していきます。
犯人探し本能ってなに?
私達が本能的に抱えているもの、それが犯人探し本能、というものですが、これはどういった本能かというと、
何か悪いことが起きた時、単純明快な理由を見つけたくなる傾向のことを言います!
物事がうまくいかなかったりすると、誰かがわざと悪いことを仕組んだように思ってしまうのです。
誰かの意思で物事は起きると信じたいものだし、一人一人に社会を動かす力と手立てがあると信じていれば、自ずとそう考えるようになるでしょう。
個人が社会を動かしていると考えたのなら、社会は得体の知れないモノだという恐怖心を取り払えます。
私たちは、こういった「犯人探し本能」のせいで、個人なり集団なりが実際より影響力があると勘違いしてしまいます。
「誰かを責めたい!」という本能から、事実に基づいて本当の世界を見ることができなくなってしまいます💦^^;
誰かを責めることに気持ちが向くと学びがそこでストップしてしまいます。
一発食らわす相手というのが見つかったら、その他の理由を見つけようとしなくなるからです。
そうなると問題解決から遠のいてしまったり、また同じ失敗をしでかしたりすることになります。
誰かが悪いと責めることで、複雑な真実から目をそらして正しいことに力を注げなくなってしまいます。
悲しいことに、物事がうまくいっている時にも犯人探し本能は湧き上がります。
「誰かのせいにしたい・・・。」といった気持ちは、責める時も褒める時も同じということです。
物事がうまくいくと誰か1人の功績にしたり単純な理由を見つけたくなってしまいます。
でもここでもたいていの場合物事は遥かに複雑なのだということを私達は知っておかなければなりません。
ガイジンと区別してしまうのは・・・
皆さんは地球温暖化という言葉やどういったものなのかは知っていますよね?
最近世界でも異常気象が多発していますが、個人的に思うのがこの地球温暖化が進行しているからなのかもと世界のニュースを見ながら思っていました。
この地球温暖化ですが、この問題について考える時に、
「地球温暖化を引き起こしているのはインドや中国や、その他の所得レベルの上がっている国だ!
その国の人達は我慢して貧しい暮らしを続けるべきだ」
という考え方は実は西洋で驚くほど当たり前になっていること知っていましたか?
人間によって大気に蓄積されてきた二酸化炭素の大部分は、実際は今経済的に豊かになりつつあるインドや中国ではなく、西洋や日本の国など経済的に見ても先進国と言われる国々がこの50年間に放出してきたものなのです。
ちなみに、カナダの一人当たり二酸化炭素排出量は今でも中国の2倍にもなりますし、
インドと比べると8倍にもなります。
世界お金持ち順に並べて、一番上の10億人が毎年どれほどの化石燃料を燃やしているかを皆さんは知っていますか?
なんと、驚くことに、全体の半分以上なんです^^;
次にお金持ちである10億人が残りの半分を燃やして、その次の10億人が残りの半分を燃やして・・・といった感じで続いていきます。
1番貧しい10億人は全体のたった1%しか使っていないのです・・・。
こうした状況を見れば、西洋や日本にいる私たちが、まさしく犯人捜し本能といった本能にとらわれていて、自分たちの責任を他人に押し付けようとしているかがわかりますよね・・・。
ガイジン病とは?梅毒を国々は何て呼んでいたのか?
人間の体の中で一番大きな部分を占めるのは皮膚です。
近大医学が発達する前、最悪の皮膚病は梅毒でした。
痛痒い水ぶくれから始まって、ただれが骨まで届き、骨が見えてしまいます。想像しただけで、痛そう💦と思ってしまいますよね。
この気味の悪い見た目と、耐えられないほどの痛みを引き起こすこの病気は、実は国によって呼び名が違っていたのをご存知でしたか?
私も今回の記事の参考にしているファクトフルネスの本で初めて知ったのですが、
この梅毒という病気
ロシアではポーランド病と呼ばれ
ポーランドではドイツ病と呼ばれました。
ドイツではフランス病と呼ばれ
フランスではイタリア病
フランスがイタリア病といって、イタリア人はそれに対してやり返したかったのか梅毒のことをフランス病と呼んでいました・・・。
誰かに罪を着せたいという本能は、人間によほど深く根付いていることがこのことからわかるかもしれません。
原因不明の痛みをスウェーデン人がスウェーデン病と呼ぶなんて考えられないし、ロシア人がロシア病と呼ぶこともありません。
それが悲しいものですが、人間というものなのです。
私たちは他人を責めたがるし、その病気を持った外人が1人でも自国にやってきたら、出身国全体に喜んで罪をなすりつけます。これにて一件落着にしたいというのが、人間の悲しき本能なのです。
これまでのことをまとめると・・・
1 誰かが見せしめとばかりに責められていたらそれに気づくことが重要です!
誰かを責めると他の原因に目が向かなくなってしまい、将来同じ間違いを防げなくなります。
犯人探し本能を抑えるためには、誰かに責任を求めるくせを断ち切りましょう。
2犯人ではなく原因を探す!
物事がうまくいかない時に、責めるべき人やグループを探してはいけません。
誰かがわざと仕掛けなくても悪いことは起きるものです。
その状況を生み出した、絡み合った複数の原因やシステムを理解することに力を注ぐべきです。
参考文献↓
まとめ
いかがでしたか?
私達が持つ犯人探し本能について理解していただけたでしょうか?
私達はお互い国々同士争うこともありますが、それぞれ罪をなすりつけあったりするニュースを見ることも多いと思います。
ただ、あの国がおかしい!いけないのはあの国だ!と責め立てるだけではなく、冷静になって、責めるだけのことをしていたけれど、こちらの国々にも何か悪い点などはなかったのかなど、冷静に分析することも全部の国々に言えることですが大事だと思います
また、物事が上手くいったのは全部自分のおかげ!という考えもやめたほうがいいと思います^^;
もしそういった考えをしていたら、自分が何もしなくても、いずれ同じことになっていたかどうかを考えてみることも大切かと思います。
社会の仕組みを支える人たちの功績を私達はもっと認めるべきです!(*^^*)
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