ー世界へのDOORー

アメリカ留学経験済みの筆者が英語や留学、海外の文化等を紹介したり、自分自身が興味あるものをひたすら記すブログです。

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【ギバー(与える人)は得をする?】利益を大きく増やす働き方とは?

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皆さん、こんにちはこんばんは!Rinです。

最近アダム・グラント教授のギブ・アンド・テイクの本を参考にして書いていることが多いですが、今回もそのギブ・アンド・テイクから参考にした記事です!

ちなみに人間には3つのタイプがいてギバー、テイカー、マッチャーといったタイプです。

 ギバーは与える人、テイカー受け取ることを重視する人、マッチャーはギブとテイクのバランスをとろうとする人です。

今回は、ギバー、与える人が持つ才能の1つである、利益を大きく増やす働き方というものを紹介したいと思います!

 

【ギバー(与える人)は得をする?】利益を大きく増やす働き方とは?

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基本的にギブ・アンド・テイクの本ではギバー、つまり与える人が最も成功されると書かれています。

今回はそんなギバーの、利益を大きく増やす働き方を紹介します。
ビジネスにおいて役立つと思うのでぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!

天才と天才を育てる人の違い

世の中には天才と言われている人もいますし、またそういった天才を育てる人というのも存在します。

大手ソフトウェア会社オラクルの、元上級管理職ワイズマンは、天才と天才を育てる人の違いについて述べています。

天才はテイカーになる傾向があって、自分の利益を大きくするために、他の人から
「知力・エネルギー・能力」を奪うといった傾向があります。

それに対して、天才を育てる人はギバーになる傾向があると言われています!


彼らは自分の知力を使って、他の人々の知性や能力を増幅して、ひらめきを引き起こしてアイデアを生み出して、問題を解決させる
とワイズマンは言っています。

本人に優れた才能があっても成功しない!? 

テイカー(常に受け取る人)は、自由に独創的なビジョンを作り出し、それを厚かましくクライアントに売りつける傾向があります。


本人に素晴らしい才能があればそれだけで成功できると思われがちですが、成功するには協力関係は不可欠です。
つまり、いくら本人に才能があっても、テイカーである限り成功することは難しということ・・・。

何もクリエイティブな分野に限ったことではなくて、自分の知力にだけ頼った一件個人の力が大きい仕事でも、
成功するかどうかは自分で理解している以上に、他の人々の協力にかかっているのを知ることが重要です。

ギバーとテイカーの成功に対する考え方

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基本的に、ギバーとテイカーでは、成功に対する考え方が違っていることがわかっています。

テイカーは 自分の才能だけで、つまり自分1人でも仕事ができると思っている傾向があります。
人を魅了したり世界を変えたりするようなアイデアを生み出す孤高の天才は、特別視されがちです。

スタンフォード大学の心理学者の研究によると、アメリカ人は独立を「強さの象徴」頼り合うことを「弱さの印」と考える傾向があると言っています。

こういった考えは特にテイカーに当てはまって、テイカーは「自分が他の人より優れていて別格の存在だ!」と考える傾向があります。

そのため、他人に頼りすぎると、守りが甘くなってライバルに潰されてしまう!と思っています。

それに対してギバーは頼り合うということが弱さだとは考えません。

それよりもお互い頼り合うということは、強さの源であり、多くの人々のスキルをより大きな利益のために活用する手段だと考えているんです。

ギバーの協力の仕方は、自分個人の利益よりもグループにとって最善の利益になる仕事を引き受けます。
こうすることでグループ全体が恩恵を受けるんです。

調査によると、販売員のチームから、製紙工場の工員、レストランの従業員など色々な仕事の分野で、
グループのメンバーが下働きをするほど、グループの製品やサービスはさらに一層質量ともに向上することが分かっています。

それも得をするのはそのグループだけではないんです!

成功したギバーというものは、自分だけでなくグループ全員が得をするように、パイ(総額)を大きくしようとします。

自分の時間と知識をしょっちゅう分け与えて同僚を助けている人々は、昇給や昇進のチャンスが増えることが分かっています。

ギバーが自分の利益よりグループの利益を優先すると、そのことは自然と周囲に伝わるんです。
その結果ギバーは同僚の尊敬を集めるようになります。


いくら才能があっても、テイカーでいては結局昇進したり成功することはできないんですよね^^;
なかなか与えるという行為はどうしてもギブ・アンド・テイクを気にしてしまいがちですが、ギバーになるということで、こういったビジネスにおいても良いことが起こるのでぜひ実践してみたいものです!(*^^*)

優秀がゆえに尊敬される人、妬まれる人

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ある調査で、ミネソタ大学の研究者ユージーン・キムとテリーザ・グラムは、

非常に才能のある人は他人に嫉妬されやすかったり、
嫌われたり恨まれたり仲間外れにされたり影で中傷されたりすることを発見しました。

ただしこれがもしギバーのタイプであれば、もはや攻撃されることはないと彼らは言います。

それよりむしろギバーはグループに貢献しようとするので、感謝されます。


同僚が嫌がる仕事を引き受けることで、ギバーは妬みを買うことなく、ウィットとユーモアで仲間をあっと言わせることができると言います。

ギバー(与える人)として信用を得ると、少し大胆で挑戦的なアイデアを出したとしても、

周りに特別に認められてしまうことが研究で明らかになっています。

著者のアダムグラント教授が、同僚のシャロン・パーカーとキャサリン・コリンズと共に行った調査では、
テイカーが改善策を提案すると、同僚はその人を疑って、自分が得をするために違いないと決めつけることが判明しています。
ところがギバーがアイデアを提案すると、たとえそれが自分にとって不本意なことであっても同僚は耳を傾けて、正直に話してくれたことに報いようとします。

それはギバーが心から貢献したいと願ってそうしていることが分かっているからなんです。

「人を動かす人」が必ずやっていることとはなに?

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ここで、皆さんにある質問について考えてもらいたいことがあります!


それは。自分の夫婦関係や恋愛関係についてです。
夕食づくり。デートの計画からゴミ出し、喧嘩の解決に至るまで、

関係を維持するためにしているすべての努力のうち、あなたがこなしているのは何パーセントだと思いますか??

 


もし全体の55%を自分がやってると思ったとします。
その数字が正しければあなたのパートナーは、自分の貢献度は45%だと答えるはずでよね?

合計で100%になるという計算です。

ですが、驚くことに、心理学者のマイケル・ロスと、フィオーレ・シコリーが発見したところによると、

カップルの4組に3組が、100%をかなり超えると言います^^;

つまりお互いに自分の貢献度合いを、過大評価しているということです。

これは責任のバイアスと呼ばれていて、相手の努力に対して、自分の貢献を高くみつも 見積もることを言います。
この責任のバイアスというものは、テイカーが犯しやすい誤りで、
自分自身をよく見せたいという思いが原因の一端にあると言われています。


基本的に人間というものは、他人がしてくれたことより、自分がしてあげたことに関する情報より多く手に入れる傾向があります。
自分がした努力は全て分かっていのに、パートナーの努力については一部を目撃するにすぎないということです💦

だから、誰が偉いのかを考える時、自分自身の「してあげたこと」をよりわかってるのは当然のこととも言えます。

リンクトインの設立者である、リード・ホフマンはこう書いています。

「悪気がなくても、人は自分の貢献を過大評価し、他人の貢献を過小評価する」

 

責任のバイアスは、協力関係が失敗する大きな原因です。
起業家
発明家
投資家
上級管理職
が、当然の功績をパートナーが認めてくれない、あるいは正当な分け前にあずかっていないと感じるてしまうと仕事上の関係は崩壊してしまいます。

責任のバイアスは、
他の人の貢献より、自分の貢献に関する情報の方が多い場合に起こると言いました。

お互いの貢献度を正しく判断するコツは、

「他人がした貢献に注目すること」
です!


それには、自分自身がやったことを評価する前に、相手がしてくれたことをリストにしてみましょう。

従業員が上司にどれくらい貢献しているかを考える前に、上司からどのくらい助けられているかを考えると、
上司の貢献に対する評価は17%以下から33%以上に倍増します。

「自分」という箱から出る方法とは

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責任のバイアスという問題ですが、それを克服して、他人の貢献をもっと理解することができたら、揉め事が起こりやすい協力関係においても、

同僚をサポートできるようになるのでしょうか?

著者であるアダム・グラント教授はそれだけではダメだと言います。

「グループ作業を成功させる鍵は手柄を共有すること」と言っています。

ギバーが協力関係で活用するもう一つの重要なスキル、
「視点のズレを見越す」これも重要です!

ケロッグ経営大学院心理学者ロラン・ノルドグレンは、
ある実験で被験者に、冷凍室で5時間座り続けるのはどれくらい辛いか推測してもらいました。
その際、被験者を「温かい状況」と「冷たい状況」に分けておきました。

温かい方のグループは、お湯の入ったバケツに腕を入れた状態で、 推測してもらいました。

一方冷たい方のグループも、やはりバケツに腕を入れた状態で推測してもらったのですが、こちらには「氷で冷やした水」が入っていました。

皆さんは、どちらのグループのほうがより、冷凍室を辛いと推測したかわかりますか??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、多くの人がわかったかなと思いますが、
冷たい方のグループでした。

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お湯のバケツよりも氷水のバケツに腕を入れていた被験者の方が、冷凍室の辛さを14%多く予想したんです。

1分間、文字通り冷たさを体験した後では、
それが数時間続くのがどれほどひどいことか実感できたんですよね^^;💦

実は同じ冷たさを、状況を少し変えて体験した第3のグループがありました。

こちらの被験者も氷水のバケツに腕を突っ込んだのですが、腕をバケツから出して10分経ってから、予測してもらいました。


すると、彼らの予想は温かいグループと全く同じでした!

10分前に冷たさを感じていたとしても、今現在冷たくなければ、もはや想像することができなくなってしまうということです。

このことを「視点のズレ」と言います。
心理的・身体的な興奮状態を経験していないとき、人はそれが自分に与える影響をひどく過小評価するということです。


協力関係において、テイカーが「視点のズレ」を考慮することはまずないといっていいと思います。
なぜなら、自分の観点からしか物事を見ようとしないので、
他の人が自分のアイデアや意見にどんな反応を示しているか結局気づかないのです💦

逆に、ギバーは皆に得をさせたいと思っているので、人の身になって考える方法を見つけようとします。

 

まとめ

いかがでしたか?
いくら自分に才能があったとしても、ギバーとしての役割を果たしていないと成功する確率は低いということが理解していただけたかと思います。

また、「責任のバイアス」「視点のズレ」というのも理解していただけたかなと!

これらを知ることで、ビジネスにおいてもパートナーの関係においてもギバーでいるということはとても重要なことだなと私自身も思いました!

 


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