ー世界へのDOORー

アメリカ留学経験済みの筆者が英語や留学、海外の文化等を紹介したり、自分自身が興味あるものをひたすら記すブログです。

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[都会の人が冷たいと言われる理由]「傍観者効果」って?

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皆さんこんにちは、こんばんは!Rinです☺️✨

 

今回は心理学の記事になります。英語の勉強も毎日しているのですが、それとともに最近毎日心理学の勉強も欠かさずにするようにしています。

 

突然ですが、皆さんは都会に住んでいますか?それとも田舎に住んでいますか?

多くの人が、都会に対してこういった見解を持っているのではないでしょうか「都会の人は田舎の人に比べて冷たい」と。

 

実はこれは正解とも言えることで、田舎の人に比べて、都会の人は冷たいとも言えるでしょう。ただ、都会の人の性格が冷たいといったことではありません。

困っている人を助けるか助けないかと言った時点で冷たいか冷たくないかといった判断がされているんです。

 

「都会の人が冷たい…。」実はこう言われているのは、ある効果が働いているからなんです。

 

それはタイトルに書いてある「傍観者効果」といったものです。この傍観者効果によって都会の人が冷たいと言われているのです。今回はそんな傍観者効果について詳しく見てみたいと思います。

 

 

 

[都会の人が冷たいと言われる理由]「傍観者効果」って?

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よく私たちは「都会の人たちって困っている人を見かけても助けたりしないよね。」「周りの人たちに対して無関心で冷たいよね」そういう話を1回でもした事はないでしょうか?

また話をしてなくても、都会の人たちがそういったイメージを昔から持たれている事はご存知のことでしょう。


ですが、そういったイメージを持たれているのは何故なのでしょうか?


一見多くの人がいながら、困っている人を見て助けないのは冷たい気がしますよね。でも心理学的に考えると皆さんは納得するかもしれません。


その理由は「多くの人がいること」です。


困っている人がいたとして、その人たちを周りの誰もが、その人を助けずに放置しているのを見かけると、

「誰も助けようとしてないし大丈夫かな…💦」

「自分も同じように行動しておこう😖」

「助けて自分だけ目立ちたくないしな😞」といった意識が働いてしまいます。


その結果、多くの人がいるのに、誰も助けないといったことになり、困っている人は見過ごされてしまうということです。


要するに、多くの人がいることで、一人ひとりの責任感が薄れてしまっているんですね💦😔


この心理効果を「傍観者効果」といいます。


傍観者効果→事件や異常事態が起きても、自分以外にも傍観者がいるときは、積極的に行動しようとしないこと。傍観者が多いほどこの傾向が強くなる。

 

「傍観者効果」を知るきっかけとなったキティ・ジェノヴィーズ事件

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「人を助ける心理」について、本格的に研究されるきっかけとなった事件があります。それが、1964年にニューヨークで起こったキティ・ジェノヴィーズ事件です。


キティ・ジェノヴィーズという一人の女性が暴漢に襲われて、長い間乱暴されて殺害されてしまった事件です。この事件はニューヨーク州で起きました。周囲は住宅街なので、彼女は深夜でも叫ぶことによって誰かが助けてくれると思い、必死に声を上げて叫びました。すると、アパートの明かりが点灯し、周りの人がその声に気づき始めました。ただ、傍観者効果が起こり、結局誰も助けずに、彼女はなくなってしまったのです。


周囲は、その叫び声に気づいていたものの、傍観者効果によって「きっと誰かが助けているに違いない」「もう誰かが通報しているかな」と思ってしまったんです。

深夜の住宅街で起きた、この残酷な事件。彼女は住宅街で叫んでいたにもかかわらず、結局なくなってしまいました。ただ驚くことにその2週間後のNYタイムズ紙に記されたのは、約1時間にも渡る暴行を受けていた瞬間を見ていたと申告した人は、なんと38人もいたのです。しかもその中で通報をしたのはたった1人でした。


その結果、マスコミは「都会の人は冷たい」と大きく報道しはじめました。そして、この悲しくて残酷な事件から「傍観者効果」といった効果が注目を集めました。

 

こちらの事件について、もっと知りたい方は、外部のこちらのサイトを見てみてください!

殺人博物館〜キティ・ジェノヴェーゼ事件

 

 

街で発作を起こした人がいたら…?

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そんな傍観者効果を研究で証明するために、社会心理学者である社会心理学者ビブ・ラタネとジョン・ダーリンがある実験を行いました。


それは、「ある1人の学生にニューヨークの通りで痙攣発作が起きたふりをしてもらってその時の通行人の反応を調べる」といったものです。


実際にサクラの人にけいれん発作のふりをして倒れてもらいました。その時に通行人が1人だけの時は、助ける人は約85%いました。

ただ、驚くことに、

通行人が4人増えて、5人以上いるときにはなんと助ける人の確率は30%にまで減ったのです。

この結果から見ると、目撃者の数が多いほど助ける人は少なくなるということになります。


通行人の人数が多いと「きっと誰かが助けてくれるだろう」と勝手に考えが浮かび、本当は助けるべき相手を無視して、助けなくなってしまうような、そういった状態に陥ってしまうのです。

 

 

まとめ

この傍観者効果に引っかからないためには、都会にいる人ほど、多くの街に住んでいる人ほど注意が必要です。

 

周囲にたくさん人がいて、誰かが助けを求めていたり、ぐったりしていた時、「きっと周りの誰かが助けるんだろう」と思わずに、自ら積極的に相手のことを気にかけてあげることが、私たちがお互いを思いやって、この社会を生きていく上でとても重要なことだと思います。

 

「周りに人がいるから大丈夫」「多くの人がいるから、私は関係ない」と思うことをやめて、困っている人などがいたら、積極的に助けてあげようという思いを持つことが必要ですよね!💪💪✨


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