みなさん、こんにちはこんばんは!Rinです!
今回は、ある心理現象をみなさんに紹介しようと思います。
その心理現象というのは、「カリギュラ効果」と言われている現象なのですが、皆さんは耳にしたことありますか?
このカリギュラ効果は日常の至るところで使われている心理現象です。
今回は、
「カリギュラ効果とはなにか?」
「カリギュラ効果を使ったビジネス手法」
「恋愛にも使えるカリギュラ効果」
をメインに紹介していきたいと思います!
この記事を読んだら、
カリギュラ効果がどんなシーンで使われていて、どういった風に現象が起こるのか理解することができます(*^_^*)
- カリギュラ効果ってなに?
- カリギュラ効果の名前の由来は?
- カリギュラ効果の主なお話の例!
- カリギュラ効果が起こる理由
- マーケティングで使われているカリギュラ効果の例!
- カリギュラ効果を上手く自分に利用してみよう!
- カリギュラ効果を使って、子どもに勉強をさせる?
- まとめ!
カリギュラ効果ってなに?
まずは、この「カリギュラ効果」がどういったものなのかを紹介したいと思います。
私達人間は、自分の行動を妨害されたり、遮断されたときに、ストレスを感じますが、それとともに、それを克服するため強い欲求というものが生まれます。
この現象をカリギュラ効果と言います。
もっと簡単に言うと、
「禁止されるほど人は自然とそれをやってみたくなる心理現象」のことです!
こう言えば、「ああ!そのことか!」と頷いてくれる人もいるのではないでしょうか?
例えば、よくある「絶対に見ないでね!」と言われ、見ることを禁止されると、かえって見たくなってしまうといったことです。
カリギュラ効果の名前の由来は?
このカリギュラ効果の名前ですが、とある映画のタイトルからきています。
それは、ローマ帝国の工程カリグラをモデルにした
1980年のアメリカ・イタリア合作映画「カリギュラ」からとってカリギュラ効果と名付けられました。
残忍で過激な内容のために、観ることがタブー視され、ボストンなどの一部地域では公開禁止にもなりました。
それにもかかわらず、それが逆に大きな話題を呼び、ボストン市民はカリギュラの上映が禁止になったことにより、かえって作品への興味をかきたてられてカリギュラが観れる地域へこぞって足を運ぶようになりました。
その結果、カリギュラは大ヒットし、禁止されていたボストンでも上映を解禁することになりました。
こういった心理現象が起こったことから、禁止されるほど好奇心をかきたてられ、それを求めてしまう現象をカリギュラ効果と呼ぶようになりました。
カリギュラ効果の主なお話の例!
そんなカリギュラ効果ですが、カリギュラ効果が使われている有名なお話というのもいくつかあります。
例えば、日本昔ばなしの「鶴の恩返し」などがそれにあてはまります。
「決して中は覗かないでください」と言われたものの、どうやって美しい織物をおっているか気になって扉を開けてしまうのも、カリギュラ効果からきています。
「浦島太郎」では「何があっても決して開けないでください」と言われ渡されたものの、玉手箱を開けてしまう浦島太郎、
「絶対にその箱を開けてはならない」という約束を破ってしまい、開けてしまったために世界中に災いをおたらしたパンドラの箱
こういったお話はどれもカリギュラ効果が使われている有名なお話です。
「~してはいけません。」「絶対~しないでくださいね」と言われるほど、それをしてみたくなってしまうという心理現象が描かれています。
カリギュラ効果が起こる理由
このカリギュラ効果が起こる理由として、
私達人間は本能的に、「自分のことは自分で決めたい!」と思っています。
そういったものがあるために、
あることが禁止されたりすると、「自由を奪われる」ように感じてしまって、
かえって「自分で決断する行動、選択する行動」の方に価値を見出すようになるんです!
このように、他人から禁止された「あること」をすることにより、制限されたことへのストレス抑圧から解放されているんです。
マーケティングで使われているカリギュラ効果の例!
こういった「禁止されたら、かえってよけいにその行為をしてみたくなる」現象を利用して、今日ではビジネスやマーケティング様々なところで、このカリギュラ効果が使われています。
ホラー映画に使われるカリギュラ効果
カリギュラ効果が使われている代表的な例として、このホラー映画があります。
「心臓が悪い方は決して見ないでください」
ホラー映画の宣伝でこんなキャッチコピーを見たことありませんか?
これも決して見ないでね!とカリギュラ効果を使っていることにより、かえってその映画に興味をもたせようとしているんです。
テレビに使われるモザイクや「ピー」という音
テレビにもこのカリギュラ効果が使われています。
よくCMにいくまえに、何が起こっているかわからないようにモザイクをかけて、次のシーンがどういったものか視聴者に興味を持たせるのも、この効果を利用しています。
さらに、「ピー」という何を言っているかわからなくさせる効果音をつけたりするのおこの効果を利用して、何を言っていたんだろうと思わせるようになっています。
雑誌の袋とじ企画
よく、週刊誌などの雑誌には袋とじというものがありあす。
この袋とじ、立ち読みするだけでは中が開けられない仕組みになっていて、閲覧することを禁止されています。
「この見えないもの」というものに、私達は興味をそそられ、「どうしても中身が見たくて、ついつい買ってしまった」ということになるんです。
モンスターストライクのプロモーション!
「モンスターストライク」という有名なゲームアプリのプロモーションもカリギュラ効果が使われていました。
モンストは育てたモンスターを自分の指で引っ張って敵モンスターに当てて倒すゲームなのですが、
それは2016年のこと、モンストのCMでは
「絶対にやるなよ!」と呼びかけを行い、
その呼びかけから多くのモンストユーザーを伸ばすことに成功しました。
これも、「絶対に~するな」とあえてしてほしいことと逆のことを言うことで、相手に興味を持ってもらうといった戦略です。
ダイエットサプリに見られる例
通販などでよく売られているダイエットサプリなどにも、カリギュラ効果は使用されています。
「使うと効果が大きすぎるので、絶対に使用しないでください」
といったものです。
絶対に使用しないでくださいと言われ、逆に興味をそそられたり、「そんなに効果が大きいの?買ってみようかな」とも思ってしまいます。
カリギュラ効果を上手く自分に利用してみよう!
お次は「禁止されるとかえってその行為をしたくなる」というカリギュラ効果を自分に使う方法を紹介していきます。
ダイエット
ダイエットするとき、私達はよく「絶対にカロリーの高いものは食べない!」というような制限を自分に最初に与えるような行為をしがちです。
数日間は守れても、次第にそれが苦しくなり、高カロリーの物を食べて「明日からでいいや」と思ってしまう・・・。
こういった経験って多くの人がしたことがあるのではないでしょうか?
実際に自分もダイエットを決意してこういった失敗がありました^^;笑
こういった「禁止」するダイエットがなぜ続かないかと言うと、効果が働くからなんです。
最初に「絶対に~は食べない!」と自分で制限したことにより、皮肉なことにかえって「食べたくなってしまう」衝動が起きるんですね。
こういったカリギュラ効果を起こさせて、失敗しないためにも、「~は絶対禁止!」といった過酷なものではなく、
「1週間に1度は甘いものは食べてOK」などルールを緩和して挑むほうが長続きしやすくなります。
要するに、極端に何かを禁止して挑むことは、逆効果になりやすいんです。
恋愛
恋愛にも、このカリギュラ効果は使うことができます。
代表的な例として、ロミオとジュリエットがあります。これは結ばれないとわかっている男女のほうが、禁断の恋に盛り上がりやすいといった現象です。
これはロミオとジュリエットの間で「恋愛することが禁止されていた」から、余計にお互いが愛し合うようになったということです。
もしも気になる異性から言い寄られたら・・・。
もし気になる異性がいて、その人から言い寄られたとします。このときに効果を使うのならすぐに喜んで反応するのはNGです。
もちろん好きな異性の人に言い寄られて嬉しい気持ちはあると思いますが、あえてそれを出さずに、リアクションを控えめにします。
そうすることで、相手は「絶対にこの人と付き合いたい!」といった感情が生まれて、余計に興味を持ってもらえるといったことも、もしかしたらあるかもしれません。
あえて関心のないふりをする!?
もし興味のある相手、好意のある相手がいたとしたら、「あえてその人に関心のないふりをする」ことで、興味を持ってもらうといったこともあります。
この手段は特に、「好意を持っている相手が、モテる人」であればあるほど効果的です(*^_^*)
基本的に、普段からモテる人というのは、「自分に興味を持たない異性などいない!」と心の底で思っています。
そういった考えを持っているのにもかかわらず、「自分のことを好意的に思っていない人、恋愛対象として見てくれない人」が現れると、
「なにこの人?」と最初疑問を持つものの、徐々に「この人はどういったことを考えているのだろう?」「この人とは恋をしてはいけないのだろうか?」といった考えが浮かび、そのときにカリギュラ効果が働いて
次第に好意をもしかしたら持ってくれるかもしれないといったことです!
実際にそういったことは私はしたことないのですが、^^;もしこのカリギュラ効果を恋愛で使うとしたらといったことを考えて対策を考えてみました!
特に、好意を持っている方が、「モテる人」ほどこの効果はきくのではと思います。
浮気症の相手にカリギュラ効果を使おう!
もし、付き合っている人がいてその人が「浮気性」だったとします。
その人に浮気を辞めてほしいときに、このカリギュラ効果が使えます。
まず、浮気を辞めてほしいときに、「浮気しないでよ!」と相手に言い続けてしまっていると、かえって逆効果になってしまうことがあります。
カリギュラ効果で考えると、「絶対浮気しないでよ!」と言うと、その~しないでね!と禁止されればされるほどかえってしたくなってしまうからなんです。
そういったことを考えてみると、「絶対浮気しないで!」と相手に言い続けるよりも、
むしろ「絶対にあなたが後悔しないんだったら、浮気すれば?」と挑戦的に言ってみたりするのも手段の一つです。
それか、浮気以外の他のことを相手に禁止してみることです。特にその禁止することが相手の好きなことであればあるほどいいです。
例えば「浮気の代わりに、相手の好きな趣味を禁止してね!」と言ってみます。
すると、その好きな趣味を禁止されたことにより、カリギュラ効果が働いて「その趣味をしたい」ということでいっぱいになり、結果的にだったら浮気をやめようといったことにもなるかもしれません。
こういった手段がいくつかありますが、一番効果がないのは「浮気は絶対しないで!」と相手に何度言い続けることというのを覚えていただけたら嬉しいです。
カリギュラ効果を使って、子どもに勉強をさせる?
これは子育ての場面でも使うことができます!(*^_^*)
もし、自分の子供に勉強をしてほしいときには、
「勉強しなさい!遊んでばかりいないで机に向かいなさい!」というよりも、
かえって「勉強なんかしなくていいから遊びなさい!」「勉強は置いといて子供らしく遊びなさい!」と言ってみると、
逆に本人は遊びではなく勉強に没頭してしまうといった例もあります。
この例は、実際に日本で一番頭のいいとされる東大に入ったお子さんを育てた親が言っていたことで、テレビで取り上げられていました。
もちろん、全ての子がこれに当てはまるといったことでもないと思いますが、常にしてほしいことを「~しなさい!」と厳しく言うよりは、かえって反対のことを言ったほうが効果がある!といったことです(*^_^*)
まとめ!
どうでしたか?
カリギュラ効果は、日常の至るところで使われています。
この「絶対~しないで!」と禁止すればするほどかえってしたみたくなってしまうという現象を知っておくと、宣伝にも「あっ!これカリギュラ効果使っているんだ」と気づけたり、実際に自分でカリギュラ効果を恋愛や子育て、ビジネスの場面でも使用することもできます。
こういった心理現象をもっと知りたい!という方はこちらの記事もどうぞ!(*^_^*)
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